韓国 安倍首相発言を一定評価3月15日 5時04分
14日の参議院予算委員会で、安倍総理大臣が、いわゆる従軍慰安婦の問題を巡り、政府の謝罪と反省を示した河野官房長官談話について「安倍内閣で見直すことは考えていない」と述べたことについて、韓国政府は一定の評価をする姿勢を示しました。
安倍総理大臣が14日、歴史認識について、安倍内閣としては村山談話などを含め歴史認識に関する歴代内閣の立場を全体として引き継いでいると発言したことについて、韓国外務省の当局者は14日夜、「ひとまず評価する」と述べました。
そして安倍総理大臣が、いわゆる従軍慰安婦の問題を巡り政府の謝罪と反省を示した河野官房長官談話を見直す考えはないと発言したことについても、「河野談話を修正する考えがないと明らかにした点にも注目する」と述べて、韓国政府として一定の評価をする姿勢を示しました。
その一方で、この当局者は「安倍総理大臣の発言が本物かどうかは、今後の日本政府や政治指導者の行動にかかっている」として、日本側への不信感もにじませています。
日韓関係を巡っては、改善を強く求めるアメリカが両国に対して、今月下旬にオランダで開かれる「核セキュリティーサミット」に合わせて3か国で首脳会談を行うことを打診してきています。
態度を明確にしていない韓国政府が、今回の安倍総理大臣の発言を受けて、日米韓3か国や日韓の首脳会談に応じるのかどうか注目されます。
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