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STAP細胞の研究論文に数々の疑惑が持ち上がっている問題で、理化学研究所(理研)は14日、都内で調査の中間報告会見を開き、小保方(おぼかた)晴子研究ユニットリーダー(30)らの論文作成過程に「重大な過誤があった」と指摘した。理研によると、小保方氏は、別の画像を切り貼りして論文に使用したことを認めた上で、「やってはいけない認識はなかった」と説明したという。小保方氏本人は会見に出席しなかったが、共著者と連名の文書で謝罪し、改めて自身が釈明することを明言した。
この日、理研は調査の中間報告を行い、STAP細胞の研究論文に「重大な過誤」があることを発表。小保方氏本人も誤りを認めたことも明らかにした。
報告では、そもそも論文の作成姿勢に問題があったことが明らかになった。理研によると、論文中のDNA関連画像について、小保方氏は「クリアでなかったので、よりクリアなものを使った」と、加工して別の画像を切り貼りしたことを認めた。そして「やってはいけないことという認識がなかった。申し訳ない」と話したという。この加工行為を、理研の川合真紀理事は「研究者倫理に沿わない。改ざんとされかねない」と非難した。
小保方氏はまた、他の研究者の論文の一部を丸ごと引用した疑惑については「コピーした記憶はあるが、(どの文献かなど)詳しいことは覚えていない」と釈明。自身の博士論文の画像を流用したことは「間違えて使ってしまった」と、うっかりミスであることを主張した。
小保方氏が所属する発生・再生科学総合研究センターの竹市雅俊センター長は画像流用について、「普通の研究者ではあり得ない。極めて不適切なことが行われたと思っています」と批判した。理研は、今後の調査で悪意によって「ねつ造」「改ざん」「盗用」などが行われたと判明した場合は、小保方氏らを厳罰に処するという。
小保方氏は、この日、他の共著者の計3人の連名で文書を発表。「混乱をもたらしていることについて、心よりお詫び申し上げます」と謝罪し、論文に不備があることも認めた上で、取り下げに向け作業を進めていることを明らかにした。また「適切な時期に改めて説明する機会を設ける」と、調査のめどが立てば、自ら釈明する考えがあることも明かした。
理研によると、小保方氏は今週に入ってから、心身ともにコンディションが良くなく、研究活動も停止。論文撤回を勧めた際は、消耗した様子で「ハイ」と短く答えたという。「未熟だった」と反省も口にしている。
世界的な注目を浴びたSTAP細胞の「研究成果」は、白紙に戻されることが確定的。細胞の真偽も、検証を外部の研究者に委ねる方向で、今や、その存在すら疑われる状況となっている。
(2014年3月15日06時02分 スポーツ報知)
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