ノックを受けた球を返す巨人の井端。左は坂本=ヤフオクドームで
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巨人の井端弘和内野手(38)がスーパーサブになる。現状は遊撃で坂本勇人内野手(25)の控え扱いで、オープン戦10試合の出場で先発は4試合のみ。14日は福岡ヤフオクドームで練習し、慣れない途中出場での試合への臨み方を「勉強しないといけない」と語った。
途中出場は「こんなに疲れるのかと思うぐらい疲れる」と明かす。出番を待つ間も神経は張り詰めているからだ。かと言って「5回までボーッとしていればいいかなと思ってたら、6回から出たこともあった」。定位置がほぼ確約されていた中日時代と違い、難しい調整を強いられている。
とはいえ、そこはプロ17年目の大ベテラン。打撃自体の状態は「良いんじゃないか。打席数は少ないけど、ボールは見られている」。初球を狙ってみたり、わざと追い込まれてみたり、目的意識を強く持つことで打席数の少なさを補っている。
あとは試合への入り方だ。「気持ちが上がってこないと打てない。(高橋)由伸と違って技術がないし、くらいつく打撃でここまできたから」。プロ通算1807安打。大会途中で先発を勝ち取った昨年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の再現へ、まずは途中出場で自らの実力を発揮するすべを探る。
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