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【グラニュース】


西野監督、スタメンは不変

2014年3月15日 紙面から

 名古屋グランパスの西野朗監督(58)は不変の構えで柏から勝ち点3をもぎ取る。14日に明らかになった遠征メンバー18人は開幕2戦と全く同じ。スタメン11人も開幕から3戦連続で変わらない見通しで、これはJリーグ22年目にしてチーム初の出来事。熟成を深めつつある固定メンバーで、難敵を撃破する。

 動かざること山のごとし。風林火山の教えよろしく、指揮官は泰然自若の構えで連勝を狙う。柏戦に備えた練習では開幕2戦の先発と同じ11人がチームを組んだ。14日に敵地へ入った18人もこれまでと変わらない。

 西野監督は「大きく変える必要はない。継続することで良さが出てきている」と右肩上がりのチーム力に自信たっぷり。言葉の上ではスタメン変更へ若干含みを残したが、不動の11人に動きはない見込みだ。

 Jリーグでは試合ごとのスタメン入れ替えは日常茶飯事。まして開幕間もない今の時期はどのチームもメンバーを固定しにくい。グランパスは過去21年、開幕3戦を同じスタメンで戦ったことは一度もない。西野監督は早くも新しい1ページをクラブ史に刻むことになる。

 変わらないチームは、指揮官の確かな自信の表れだ。開幕の清水戦では敗れたものの決定機の数では上回り、2節大宮戦では敵地で2点を奪って快勝した。

 西野監督は「若手も彼らなりに課題を修正して2戦目を戦っていた。変えるつもりはないし、3戦目も期待したい」。新体制でレギュラーをつかみつつある田鍋、本多らの成長を認めた。

 柏対策にもぬかりはない。FWレアンドロ、MFレアンドロ・ドミンゲスのブラジル人コンビを「2人は強烈。仕事をさせちゃいけない」と徹底マークする構え。一方で「攻撃的な姿勢は崩さない。ブレずにいく」。過去2戦同様受け身にならず、攻め倒すと語った。山のごとく不動のメンバーが、火のごとき爆発力で柏を圧倒する。 (木村尚公)

 

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