【原発即ゼロ】
小泉氏「原発は即ゼロがよい。政府は『安全な原発を再稼働させる』と言うが、多くは再稼働できない。『核のゴミの最終処分場のメドをつけられる』と思う方が楽観的で無責任だ」
《疑問》原発ゼロにしても、最終処分場が必要なのは同じ。日本には1万4800トンの使用済み核燃料があり、原発ゼロにしても、保管・維持費用はかかり続ける。
【首相の決断】
小泉氏「安倍首相が方針を決めれば、反対派は反対できない。ピンチをチャンスに変える権力を首相は持っている。原発ゼロは郵政民営化どころの比ではない。壮大な夢のある事業だ」
《疑問》2012年に支援政策で再生可能エネルギーの導入は急増したが、全発電量における割合は1%程度で、火力発電が約9割。再生エネルギーの普及には相当時間がかかる。火力発電用燃料などの輸入増加で、日本の貿易収支は5兆円近い赤字。
【新党などについて】
小泉氏「『新党を考えては』『原発ゼロで連携を』と言われるが、それぞれの立場でやった方がいい。『1人でもやる』という気持ちでないとダメだ」
《疑問》小泉氏はすでに、社民党の吉田忠智党首や、みんなの党の渡辺喜美代表、細川護煕元首相と会談している。野党陣営は、小泉発言に便乗して、安倍政権を揺さぶろうとしている。