2014年3月14日20時45分
製薬大手ノバルティスの社員が自社の白血病治療薬を使った臨床研究に関与していた問題で、東京大は14日、同社の社員がデータの解析をしていたことを明らかにした。データの改ざんなどは確認されていないという。現在、この研究は中断されている。
東大病院の門脇孝病院長は「臨床研究の信頼性を損ねる事態を起こしたことは遺憾。協力いただいた患者に迷惑をかけた」と謝罪した。
研究は、白血病の患者が同社の薬に切り替えたときの副作用を調べることが目的。東大病院血液・腫瘍(しゅよう)内科の黒川峰夫教授が研究代表者を務め、22の医療機関が参加している。
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朝日新聞社会部
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