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科学
【小保方氏問題 理研4時間会見詳報】(4)完 聴取時の小保方氏「心身ともに消耗した状態」
2014.3.15 00:02
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《STAP細胞論文をめぐる理化学研究所の会見はまだ続いている。調査が継続中のため、理研側の回答が不十分ということもあり、記者たちは執拗(しつよう)に理研幹部たちに食い下がる》
記者「ネイチャーにはリトラクト(撤回)の相談はしているのか。(論文共著者で撤回に応じていない米ハーバード大の)チャールズ・バカンティ教授に説得にいくことは」
竹市雅俊理研発生・再生科学総合研究センター長「ネイチャーがどう考えているか把握していません。バカンティ先生を説得するかどうかはまだ検討していません」
記者「STAP細胞は、万能性が確認できないと再現できたとはいえないのでは」
竹市氏「光り出すというところまでということで、全体的には再現できていない。全体像が確認されない限り、再現とはいえない。トータルな意味では再現できていないという表現が正しいと思います」
記者「野依(良治)理事長、竹市さんに伺いたい。新しい論文に過去の研究結果を間違えて掲載するというのは通常の研究者として起こりうることか」
竹市氏「通常の研究者はこういうことは決して行いません」
野依氏「私は古い時代に研究生活を送りましたので、こういうことはあり得ない、起こりえないと思います。(なぜかは)わかりません。調査委で調べていただいて、これから勉強しなきゃいけないなというふうに思っております。(過去の研究結果を間違えて掲載することが)特別のことなのか、非常に近いことがほかにも起こっているのかということもありますが、もしほかにもたくさん起こっているのであれば、カルチャーが変わったなと心配しています」
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