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科学
【小保方氏問題 理研4時間会見詳報】(3)「反省してもらいたい」ノーベル賞受賞者・野依理事長が苦言
2014.3.14 23:10
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記者「しかるべき段階で、いまの発言に見合う処分をするということか」
野依氏「処分という表現は適切かどうかわからない。まずは反省してもらいたい」
《最終報告が待たれる今回の問題だが、中間報告の現時点では、真相解明には、まだまだ多くの解決すべき懸案があるようだ》
記者「必要のない画像が残っていたり、実際と異なる手順が書かれていることは、共著者の人が見ればすぐわかるはず。初歩的なミスはなぜ起こったか」
竹市氏「残念としか言いようがないですね。どうしてこんなことが起こったか、私自身が理解しがたい」
野依氏「今回の事例の特徴は、4チーム14人の協力者がいるということ。ここに一つのポイントがある。伝統的な科学研究では、多くは比較的狭い分野別に行われ、単一の研究グループによって行われていたことが多かった。今はネットワーク型で、先端的な研究は分野横断的に行われ、複数のグループが共同作業することが多い。各グループの確実な実験結果を齟齬なく、検証する必要ある。今回は1人の未熟な研究者が膨大なデータを集積して、ずさんな取り扱いをした。チーム間の不備があったと考えている」
《野依氏や理研幹部に何度も、「未熟な研究者」と評された小保方氏。記者からも当然、その「未熟な研究者」をユニットリーダーにした理研の姿勢を問う声が上がった》
記者「未熟な研究者がユニットリーダーになっているが、審査などは行っているのか」
竹市氏「書類と、どんな研究を今していて、これからどんな研究をするのかを発表したとき、STAP細胞にインパクトがあった。過去の経歴の調査が不十分だった」
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