科学【小保方氏問題 理研4時間会見詳報】(4)完 聴取時の小保方氏「心身ともに消耗した状態」+(3/4ページ)(2014.3.15 00:02

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【小保方氏問題 理研4時間会見詳報】
(4)完 聴取時の小保方氏「心身ともに消耗した状態」

2014.3.15 00:02 (3/4ページ)
STAP細胞論文の疑義に対する調査の中間報告で、記者の質問に答える理研の野依良治理事長(右から2人目)ら=14日午後、東京都中央区

STAP細胞論文の疑義に対する調査の中間報告で、記者の質問に答える理研の野依良治理事長(右から2人目)ら=14日午後、東京都中央区

 記者「調査委の最終報告のときに(論文執筆メンバーは)同席するのか」

 石井氏「調査委員会の報告と同席ということはないと思います。やはりタイミングをずらすとか、一時間ずらしてもいいですし。原告と被告の関係になりますので、タイミングをずらしてやるのが望むべきことです」

 記者「調査委のヒアリングは何回やったのか」

 石井氏「小保方、笹井(芳樹)、丹羽さんから直接ヒアリングしました。そのあとはテレビ会議でそれぞれ複数回やっています。小保方さんは3回です」

 記者「撤回を勧めたときの小保方さんの反応は」

 竹市氏「心身ともに消耗した状態だったので、『はい』とうなずくという感じでした。それで一応承諾したと受け取りました。『私はこれは撤回した方がいいと思う』と3人にいった。(小保方氏以外も)『はい』と言ったと思います」

 記者「紙で同意書などは取ったのか」

 竹市氏「そういうことはしていない。撤回するのは著者。センター長名で撤回するときは、明らかな捏造(ねつぞう)などがわかったときは強制するかもしれませんが、いまはまだそういう段階ではないので、撤回を勧めたということです」

 記者「学位論文についてのヒアリングはまだか」

 石井氏「今週初めごろから、小保方さんの精神状態がよくないということなので、この件についてのヒアリングが進んでいないということです。本人の精神状態というのは非常に重要。ヒアリング結果の信頼性にかかわりますので。学位論文は最初は調査対象に入っていなかった。いまは(学位論文も)大きな論点だとは思っています」

このニュースの写真

STAP細胞論文の疑義に対する理研の中間報告取材のため、記者会見場に詰めかけた報道陣=14日午後、東京都中央区
理化学研究所神戸研究所で行われたSTAP細胞の論文に関する会見の中継会場で配られた資料=14日午後2時23分、神戸市中央区(頼光和弘撮影)

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