【動画】STAP論文の画像、「博士論文から流用」と断定 理研=金川雄策撮影

 新しい万能細胞「STAP(スタップ)細胞」の論文をめぐり、理化学研究所は14日、画像の二重使用や、他人の論文のコピーなど不適切な点があったと認めた。野依良治・理研理事長は「論文の疑義についておわび申し上げたい」と謝罪。STAP細胞の真偽については具体的な根拠を示せず、証明できないと説明した。これまで「成果は揺るがない」としていた理研の姿勢は大きく後退した。

 英科学誌ネイチャーに載った論文に問題点があるとの指摘を受け、理研が調査委員会を設置。著者の理研発生・再生科学総合研究センターの小保方(おぼかた)晴子ユニットリーダーらに聴取するなどして、六つの項目を調べ、中間報告をまとめた。うち4項目は、疑わしい部分が残るなどとして調査を継続する。残る2項目については「不適切な点はあったが、研究不正にはあたらない」と判断した。

 調査項目のうち、不適切としたのは、細胞の画像の不自然なゆがみ▽マウスの胎盤を撮った2種類の画像の類似――の2点。不正かどうか調査を継続するとしたのは、①博士論文と同じ画像の使用②遺伝子を解析した画像の切り張り③実験手法のコピー④実際の手順と異なる実験手法の記載――の4点。