ナチスの入れ墨用器具がみつかる、アウシュビッツで使用

2014年03月14日 15:19 発信地:ワルシャワ/ポーランド 【写真】 【ブログ】
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第2次世界大戦(World War II)時にナチス・ドイツ(Nazi)がアウシュビッツ・ビルケナウ(Auschwitz-Birkenau)強制収容所の被収容者に入れ墨を刻印するために使った金属のスタンプ(提供日不明)。(c)AFP/HO/AUSCHWITZ MUSEUM/PAWEL SAWICKI

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【3月14日 AFP】第2次世界大戦(World War II)時にナチス・ドイツ(Nazi)がアウシュビッツ・ビルケナウ(Auschwitz-Birkenau)強制収容所で被収容者に入れ墨を刻印するために使用していた金属製の器具が、ポーランドで見つかった。

 匿名を希望する提供者が、ポーランド南部オシフィエンチム(Oswiecim)の収容所跡地にあるアウシュビッツ・ビルケナウ博物館(Auschwitz-Birkenau Museum)に渡したという。

 博物館の広報担当者は13日、AFPの取材に「数週間前にスタンプを取得し、それが本物であることを確認した。数字の0のスタンプが1個、3が2個、6か9のスタンプが2個、合わせて5個のスタンプがある」と語った。同広報によると、被収容者の識別に刻印を使っていたナチスの収容所はアウシュビッツのみだった。

 このような器具が発見されることはめずらしく、同博物館によるとこれまでに知られているのはロシア・サンクトペテルブルク(Saint Petersburg)の軍医博物館(Military Medical Museum)にある物のみだという。

 スタンプが発見された場所は、1945年1月に旧ソ連軍がアウシュビッツ収容所に東方から迫る中、被収容者を西へと「退避させたルートの1つ」にあたる地域。アウシュビッツ・ビルケナウ博物館のウェブサイトに掲示された地図では、この退避ルートは収容所の南北に50~60キロメートル延びていた。

 最初に入れ墨が使われたのは1941年、旧ソ連軍の捕虜に対してだった。翌年以降、刻印は被収容者全員が対象となった。

 ナチスは針がちりばめられたプレートを被収容者の肌に刺し、その後傷跡にインクを塗り込んで入れ墨を刻印していた。当初は入れ墨を胸部に刻印していたが、その後左前腕部へと変更された。

 スタンプは博物館で数年間保管された後、展示・公開される予定だという。(c)AFP/Mary SIBIERSKI

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