2014年3月14日12時29分
14日の参院予算委員会での河野談話をめぐるやりとりの詳細は次の通り。
有村治子氏(自民) 河野談話の内容は歴史的事実と受け止めているか。
安倍晋三首相 歴史認識については、戦後50周年の機会には村山談話、60周年の機会には小泉談話が出されている。安倍内閣としてはこれらの談話を含め、歴史認識に関する歴代内閣の立場を全体として引き継いでいる。慰安婦問題については筆舌に尽くしがたいつらい思いをされた方々のことを思い、非常に心が痛む。この点についての思いは私も歴代総理と変わりはない。
この問題についてはいわゆる河野談話がある。この談話は官房長官の談話ではあるが、安倍内閣でそれを見直すことは考えていない。歴史に対して我々は謙虚でなければならないと考えている。歴史問題は政治・外交問題化されるべきものではない。歴史の研究は有識者や専門家の手に委ねるべきだと考えている。
菅義偉官房長官 河野談話については、第1次安倍政権で閣議決定された答弁書に示している通り、政府の基本的立場は官房長官談話を継承するということだ。
有村氏 河野談話が発表されて、日本は何を得たのか。韓国は何を得たのか。
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