通算１７８勝のＬ・ヘルナンデスが引退　古巣ナショナルズが発表

　ナショナルズは１２日、メジャー通算１７８勝（１７７敗）を誇るベテラン先発右腕リバン・ヘルナンデス（３９）が現役を引退すると発表した。態度保留のまま、ナ軍で臨時コーチと球団アドバイザーを務めていたが、本人がこの日正式に表明した。

　ヘルナンデスはキューバ出身で、１９９６年にマーリンズでメジャーデビュー。翌９７年のワールドシリーズで２勝を挙げ、マ軍初の世界一に貢献するとともに、自身もシリーズＭＶＰに輝いた。以降はジャイアンツ、ナ軍などで活躍し、２０００年からは６年連続２桁勝利をマーク。“鉄腕”で０３年からは３年連続でリーグ最多投球回（２３０イニング以上）を投げた。左膝のけがなどで近年は成績が安定せず、昨季はメジャーでの登板機会がなかった。開幕直前の決断に「今が正しいタイミングだ。これからは子どもたちに野球を教えたい」と第２の人生に思いをはせた。