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【プロ野球】

松井裕、開幕投手へまた前進 ローテ入りは確定

2014年3月14日 紙面から

◇オープン戦 オリックス0−3楽天

オリックス−楽天 5回裏、人さし指でアウトカウントをナインに伝える楽天・松井裕=京セラドーム大阪で(佐伯友章撮影)

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 楽天は新人の松井裕が5イニングを2安打無失点、4奪三振で先発枠を手中にした。牧田が2試合連続の本塁打。オリックスは開幕投手最有力の金子が初登板で2イニングを失策絡みの1点に抑えた。先発候補の新人東明が3イニング無失点と好投した。

     ◇

 ゼロ行進は、どこまで続くのか。先発のドラフト1位、松井裕(桐光学園)が5イニング無失点でオープン戦2連勝。5回2死満塁のピンチもヘルマンを二ゴロに打ち取り、これでオープン戦12イニング連続無失点だ。星野監督は開幕投手について「冗談じゃなくなってきた」と、その資格が十分にあることを明かした。

 初回、先頭のヘルマンに長打と盗塁を許して、いきなり1死三塁のピンチ。ここから中軸のT−岡田、竹原を打ち取った。「アピールするために、ゼロで、と考えていた」。140キロ前後と球速は出なかったが手応えを感じていた直球。竹原にも136キロのボールで、二飛に詰まらせた。

 開幕投手は、すでに立候補している昨年新人王の則本、この日、ブルペンで指揮官に直訴した美馬と、三つどもえの様相となった。次回登板は21日・中日戦が最有力。21日からの3連戦で立候補した3投手の先発が見込まれ、ここが最終チェックの場となりそうだ。

 開幕投手について聞かれた左腕は「まだ開幕ローテも決まっていないと、コーチからも言われている。僕は、最後までゼロをアピールしていきたい」と、周囲の雑音を封じた。だが、これでチームの高校出新人では2007年の田中将大投手(ヤンキース)以来となるローテ入りは確定。あとは、史上4人目となる高卒新人の開幕投手を勝ち取れるか。もう、夢の話ではない。 (橋本雄一)

 

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