武術家・甲野氏がオウム平田被告へ今後の生き方指南
2014年03月13日 11時00分
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オウム事件を予見していた甲野氏
実は甲野氏はオウム事件を予見していた。
「現在の環境問題などを見ていれば、生物の本能として人間全体を大規模に減らそうとする衝動が生まれてくるのではないかと思っていたので、あのような時代にああいう事件が起こるのは一つの必然だったのでは」
一方で、オウムに入った平田被告には「いかに生きるべきかをマジメに考える人で、この世の中を何とか良くしたいと新宗教に入る人は出てくる。それが平田被告の場合、オウムだったということだと思う」と理解を示してもみせた。
確かに、平田被告は「(小学生ですでに)自分がこの世にいない。世界の実在に対して疑問を持っていた」と法廷で語った。甲野氏は「今後、何にも属さず、深く自分を見つめて、自分が今まさに生きていることそのものの必然性を自覚できれば、そこから自分はこれからどう生きようかという方向も見えてくると思う。素になって、今自分があること、そのものを見つめることをすすめたい」と時折、沈思黙考しながら話した。そして、そうなったときに出る遺族や社会への謝罪の言葉こそが、本当の謝罪となるのではないかとも。
その境地は「悟り」とも言い換えられる。「もちろん、どこまで行けるかわからないが、それに向かって歩むことが平田被告自身を救うことにもなるだろうし、犠牲となった人の供養にもなると思う」と結んだ。
甲野氏は平田被告が懲役刑を終えて訪ねてきた場合には、会って話をしてもいいとも明言した。
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