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転職先に入社直後にデータ提供3月14日 6時57分
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大手電機メーカー「東芝」の「営業秘密」に当たる半導体に関する研究データを提携していた半導体メーカーの元社員が、自分の転職先の韓国の企業に不正に提供したとして逮捕された事件で、元社員が研究データを渡したのは韓国の企業に入社した直後だったことが分かり、警視庁は当初から転職先に売り込む計画だった疑いがあるとみて調べています。
この事件は、東芝の提携先の半導体メーカー、「サンディスク」の社員だった杉田吉隆容疑者(52)が、東芝の「営業秘密」に当たる「フラッシュメモリー」という半導体に関する研究のデータをコピーし、自分の転職先の韓国の半導体大手「SKハイニックス」に提供したとして、不正競争防止法違反の疑いで逮捕されたものです。
警視庁によりますと、杉田容疑者は、東芝との半導体の共同研究に技術者として関わり、限られた関係者だけに与えられたIDやパスワードを使ってデータをUSBメモリーにコピーしていたということです。
そして、6年前の平成20年5月に会社を退社し、その2か月後、SKハイニックスに転職した直後に、国内でコピーしていたデータを渡していたことが警視庁への取材で分かりました。
警視庁は、当初から自分の転職先の企業に売り込む計画だった疑いがあるとみて、詳しい経緯を捜査しています。
調べに対し杉田容疑者は「すべて間違いありません」と容疑を認めているということです。
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