2009-10-07

特許番号などの読み方

テーマ:国コードと公報種別
主な国の出願・公開・公告・特許番号の見方です。このブログでは、携帯ユーザーに配慮して色文字をできるだけ使わないことにしておりますが、この記事に関してはパソコンで見たときのわかりやすさ優先で色を使わせて頂きました。

【日本-出願番号】
特願昭+元号2桁+通し番号最大6桁 (例 特願昭63-123456)
特願平+元号1~2桁+通し番号最大6桁 (例 特願平2-123456、特願平11-123456)
特願+西暦4桁+通し番号最大6桁 (例 特願2000-123456、2000-1)
   
【日本-公開番号】  
特開昭+元号2桁+通し番号最大6桁 (例 特開昭63-123456)
特開平+元号1~2桁+通し番号最大6桁 (例 特開平2-123456、特開平11-345)
特開+西暦4桁+通し番号最大6桁 (例 特開2000-123)
公報種別としてはA公報。
たとえばJP-2002-000123 A1とあったら、これは公開公報を意味します。
   
【日本-公告番号】  
特公昭+昭和の元号2桁+通し番号最大6桁 (例 特公昭54-1)
特公昭+平成の元号1~2桁+通し番号最大6桁 (例 特公平8-34772)
公報種別はB。
たとえばJP-54-000001 B1とあったら、これは公告公報を意味します。ただし、公告制度のない国で出願された明細書では、特許でBが付されているものなどもみかけます。
   
【日本-公表番号】  
特表昭+昭和の元号2桁+通し番号最大6桁 (例 特表昭63-503367)
特表平+平成の元号1~2桁+通し番号最大6桁 (例 特表平3-503346)
公報種別はT。たとえばJP-3-503346Tと書かれていれば、これは公表公報。
   
【日本-特許番号】  
数字7桁の通し番号 (例 2865770)
   
【米国-出願番号】  
シリアルコード2桁+通し番号6桁 (例 08/123,456、09/123,456)
米国では6桁の出願番号を繰り返し使っており、何回目なのかを示す数字がシリアルコードです。08/123,456は8回目の123,456という意味。シリアルコードがなくても出願日が分かれば出願を特定できるため、シリアルコードを省略して表記されることもよくあります。
   
【米国-公開番号】  
西暦4桁+通し番号7桁 (例 20010000001)
   
【米国-特許番号】  
数字7桁の通し番号 (例 5,432,123)
   
【EPC(欧州)-出願番号】  
西暦の下2桁+通し番号6桁+ピリオド+1桁 (例 92118784.5、03795384.1)
ピリオドと最後の1桁は省略されることがあります。
   
【EPC-公開番号】  
通し番号の数字7桁 (例 0 543 210、1 541 174)
頭がゼロのときは省略されて6桁で書かれることもあります。
   
【EPC-公告・特許番号】  
公開番号と同じ数字7桁  
公開番号以降は同じ番号で動きます。A1、C1といった公報種別でステータスを区別しています。
 
【PCT(国際出願)-出願番号】  
PCT/国コード+西暦4桁/通し番号6桁 (例 PCT/IB2003/006375)
   
【PCT(国際出願)-公開番号】  
WO+西暦下2桁/通し番号6桁 (例 WO03/075629)
WO+西暦4桁/通し番号6桁 (例 WO2004/050096)


Asako Mizuno
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