インド北部パンジャブ(Punjab)州ジャランダール(Jalandhar)郊外の町ナーマホール(Nurmahal)で、新興宗教集団「Jyoti Jagrati Sansthan(神聖なる光の復興伝道)」の教祖アシュトシュ・マハラジ(Ashutosh Maharaj)師の死去を受けて教団施設前に集まる信者たち(2014年1月29日撮影)。(c)AFP/Shammi MEHRA
【3月13日 AFP】インド北部パンジャブ(Punjab)州の小さな町で、心臓発作で死亡した宗教集団の教祖の遺体が、教祖のよみがえりを信じる信者らによって、6週間近くも冷凍保存されたままとなっている。
新興宗教集団「Jyoti Jagrati Sansthan(神聖なる光の復興伝道)」を率いていたアシュトシュ・マハラジ(Ashutosh Maharaj)師は1月29日に当局によって死亡が宣告された。70代だったとされるマハラジ師の遺体は、信者らによって同州ナーマホール(Nurmahal)にある広大な教団施設にある冷凍庫に収められ、以来、信者たちがずっと周囲で見守り続けている。
同教団の広報担当、スワミ・ビシャラナンド( Swami Vishalanand)氏は、マハラジ師は死んだのではなく「サマディ」という最高位の瞑想状態にあると主張している。今でも意識はあり、信者にメッセージを送り続けているのだという。
ビシャラナンド氏によれば、歴史的に見ても、凍てつく寒さのヒマラヤ山脈で何か月もサマディを続けた末に現生に戻ってきた宗教指導者は多数いるそうだ。
近くの村の信者らを率いる教団指導者は地元紙に、自分たちはずっと待ち続ける、と語った。「目を閉じればマハラジ師と話すことができます。師は、必ず戻ってくる、と言っていました」
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