成人がADHDを疑ってから医者にかかって診断をもらうまで

発達障害ことADHDの診断をもらうまで

24歳、学生です。
ADHDの診断を受けてきました。
大人になってから診断受けるってこんなに大変なんですね。
今ADHDを疑ってる人・これから診断受ける人の参考になればいいと思ってまとめました。
無論私の例なので「こんな感じか~」ぐらいに受け止めていただければ…
私がADHDなのでアスペルガーの人には参考にならないかも…
変なとこあったら修正するのでツッコミお待ちしてます。

●手順
①病院を探す
②医者に行く
③診断もらう

●必要な金額
20000~
薬代別、3割負担。
病院によっては初診料取られる
なおMRIが一番高い

●診断までに必要な時間
医者の予約状況による
早くて一か月

①病院探す
必須な物
・電話
・インターネット
・気力

これがもう難関、一番難しい。
まず「発達障害支援センター (お住まいの県名)」で検索。
すると各県の発達障害支援センターのサイトがでてくる。
そこのどこかに「発達障害を見てくれる病院一覧」がある…かも。
無いor見つからない場合はおとなしく支援センターに電話。

・サイトに病院一覧あった場合
 →身近な病院に「成人のADHDの診断」が可能かどうかを電話で聞きまくる
  (子供しか見てないところが意外とある)

・支援センターに電話した場合
 →身近なところに「成人のADHDの診断」が可能な病院があるかどうかを電話で聞く

電話が苦手な人も多いだろうけど、頑張れ


◎トラブルシューティング
・見つかったはいいけど予約で数か月待ちなんですが…
 →仕様です

近場にみつからない!
 →頑張って遠くまで通う

とにかくみつからない!
 →「発達障害 支援 病院 (地域名)」とかで検索かけて電話
  ほんとにアナログに電話番号にかけてでさがす、ツテがない場合これしかない

・精神科の電話口の人が高圧的でもう無理…
 →あきらめんなよ!
  精神科には高圧的に接しないとどうにもならない患者もいるから仕方ない
  こっちがにこやかに接してれば向こうの態度も大体軟化する
  そうでないのもまぁ…たまにいますが…


②医者に行く

●医者に行く前にやること
思いつく過去のADHDっぽい事例、今困っていることをリストアップ

●持ち物
↑のリスト

自分の過去がわかるもの
ex)通知表、日記、模試の成績…
折れない心

ADHDかどうかの判断は
「7歳以前から症状があったかどうか」
「別の疾患ではないかどうか(主に統合失調症、鬱、アスペルガー)」
なんかをしっかり見る

親にも昔を思い出して怪しいところをリストアップしてもらう。
なおこの作業は親子別々でやった方がいい。
話し合ってるうちにお互いにわけわからなくなることが多い
実際医者に行くまでお互いの内容は見ない。
昨今精神科は満員御礼のため、一人あたりに撮れる時間が非常に短い。
診察室で思い出して話している暇はない、なのでてっとり早くレポートにして医者に提出する。
気になるところは医者が勝手に突っ込んで聞いてくれる。


◎トラブルシューティング
諸事情で親を連れていけない
 →上記のように昔を思い出して思い当たることをできる限り箇条書きにして持って行く
  

親が非協力的です…
 →それを医者に言ってください
  しかしやはり過去情報は親が最強なので可能なら説得して親を連行したいところ
  初回では親対策も医者に相談したい

親が毒親です…
 →それも医者に言ってください
  幼少期に重大なトラウマがある場合おそらくそっちの治療が優先される模様?
  なおこっちが原因で実は発達障害ではなかった、ということもある
  この辺は本当に医者に要相談

医者が…微妙…
 →クソ医者はいます
  外れを引くことは覚悟してください
  「マジでダメだこいつ!」と思ったら最初に戻る
  悲しいけどこれ本当に根気との戦い 
→実際発達障害を見られる医者はすごく少ない
  私に診断出したお医者様もあまり診たことがないそうな

・緊張して医者と話せません…
→最初に言えば筆談対応してくれるところ多い
  本当にしゃべるのが苦手なら最初からメモに「筆談お願いします」って書いてスッと出す


③診断をもらう
やったぜ。
相談したりケースワーカーを紹介してもらったりして自分の問題に対処しよう

~実際に受けてみた~
→病院探し
愛知県の発達障害支援センターと格闘して逝ける距離に病院発見
幸運にもそこが家族が別の病気でかかってるところだったのでそこへ
これはほんとにラッキー

→病院に行ってから
・初診(8/11)
母と一緒に受診
心理検査の紙をもらう、宿題
MRIの予約を入れる
ADHDについての基本的な説明を受ける
帰宅後母が思い当たる症例(?)をA4用紙2枚に渡って箇条書きに

・二回目(8/31)
MRI。ここで一番お金がかかる
金属類の持ち込み厳禁

・三回目(9月の…忘れた)
知能検査
私の時はWAIS-Rというやつだった
所用時間1時間半~2時間

・4回目(10/18)
いよいよ診断…のはずだったんだが
宿題にもらった心理検査の紙を忘れてくる。(ドクターもこれには苦笑)
一回休み

・5回目(11/1)
診断。
なお実は知能高かった模様、だがしかし数学は…
実際数学はLD(学習障害)か?ってぐらい怪しいのでのちに再検査もありうる
(3+5とか間違える、よく大学に入れたな)
ストラテラって薬をもらう

感想
とにかく予約が取れない。精神科混みすぎ。
これが一番の敵だと思っていい。
予約が空いてるところには他の予定を生贄にしても突っ込んだ方がいい

それから母親が協力的だったのが大きかった。
おかげで医者の先生は診断にほとんど悩まなかった模様、やはり家族砲は強い。
親がダメなら兄弟でもいいから連れて行った方がいいと感じる。
診断では親子関係をすごい気にされた、私の場合は母親とは露骨に仲が良かったのでカルテに「母親と仲がいい」とか書かれたようだ…

一度診断を受けると今後一生障害者として生きるよりほかになくなる。
でも一般人のふりをしながら死ぬまで生きるよりマシだと思ったから診断されに行った。
こんなに生きていくのがつらいのに「気のせい」と言われるよりはmjktという「事実」を突き付けられた方がずっといい。
ま、汚部屋と忘れ物と遅刻ひどいけどなんとかなるっしょ(ADHD特有の楽天家)