南海トラフ巨大地震「春までに起きる可能性」 測量学の権威が衝撃警告 (2/3ページ)

2014.01.11


東日本大震災と同じ壊滅的な被害が想定される南海トラフ巨大地震が迫る【拡大】

 11年3月の東日本大震災の直前のデータを解析したところ、半年前となる10年9月に、1−2センチの変動が通常のところ、福島県二本松地区で5・3センチを記録するなど全国的に異常な数値が確認された。さらに大地震の2カ月前に東北地方から関東地方にかけて、異常変動が4回起こった。

 この動きに類似しているのが、昨年半ば以降の南海地震の被害想定地域のデータだ。

 「昨年6月末から7月はじめに九州、四国、紀伊半島で異常変動があった。そして9月1−7日に、日本全国が異常な変動を起こした。その後しばらく変動がなく、10月前半に再び九州、四国、紀伊半島で異常変動があった。これらの場所は南海トラフ、特に九州、四国沖を震源とする南海地震の被害想定地域と符合する」(村井氏)

 一連の動きのなかでとくに注目すべきは、昨年9月1−7日の全国的な異常変動だ。約1270点の観測点のうち910点で4センチ以上の変動が確認された。とりわけ高知県の変動は著しく、土佐清水地区で6・7センチ、物部地区で6・5センチなどと一斉に高い数値を記録した。

 これは東日本大震災の半年前に起きた全国的な異常変動よりも大きな規模で、「(昨年9月の半年後となる)春ごろまでに大地震が発生する可能性があり、注意が必要」(同)というわけだ。

 村井氏は「東日本大震災の2日前には三陸沖を震源とする震度5弱の地震があった。今後、日向灘周辺で震度4、5が起きたら、引き金となって南海地震を引き起こす可能性がある」と警告する。

 

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