Thursday, March 13, 2014 10:23 AM

東芝技術、韓国企業に流出 提携会社の元技術者逮捕

 【共同】電機大手「東芝」のNAND型フラッシュメモリーの研究データを韓国企業に不正に流出させたとして、警視庁捜査2課は13日、不正競争防止法違反(営業秘密開示)容疑で、東芝と提携している半導体メーカーの元技術者で無職杉田吉隆容疑者(52)=北九州市門司区恒見町17の3=を逮捕した。

 海外の企業に技術を流出させたとして刑事事件に発展するのは異例。

 逮捕容疑は、東芝とフラッシュメモリーを共同開発している「サンディスク」の技術者だった2007年4月〜08年5月、三重県四日市市にある東芝の工場で、フラッシュメモリーの信頼性に関するデータをUSBメモリーにコピーして持ち出し、08年7月ごろに、転職先の韓国半導体メーカー「ハイニックス半導体」(現・SKハイニックス)に提供した疑い。