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科学
【STAP細胞論文】小保方氏、博士論文の実験画像も流用か
2014.3.13 23:20
新型万能細胞「S(ス)T(タ)A(ッ)P(プ)細胞」を英科学誌ネイチャーに発表した理化学研究所の小保方(おぼかた)晴子・研究ユニットリーダーが早稲田大に提出した平成23年の博士論文の画像が、バイオ系企業のサイトの画像と酷似していることが13日、分かった。
博士論文の画像はマウスの肝臓細胞で、骨髄から取った細胞から分化したと説明されている。研究の結論を導く上で重要な実験結果を示す画像だが、研究用試薬を販売するコスモ・バイオ社(東京)が自社のサイト内で掲載している肝臓細胞の画像の一部を切り取ったように見える。
同社の広報担当者によると、この画像は19年に撮影したもので、小保方氏に提供したことはないという。
小保方氏の博士論文は、研究の背景を説明した冒頭約20ページの文章が米国立衛生研究所(NIH)のサイト内の文章とほぼ同じことが既に判明。さらに文章だけでなく、図もNIHのサイトに似ていることが新たに分かったほか、参考文献の一覧が海外の研究者の論文を切り張りしたように見えるなど、多くの不自然な点が指摘されている。
早稲田大は「画像も含め論文の内容全体を調べている」と話している。
一方、理研が設置した調査委員会は14日午後、STAP細胞の論文で指摘されている疑義について都内で記者会見し、調査の中間報告を公表する。
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