中村通子
2014年3月13日21時51分
英科学誌「ネイチャー」に掲載されたSTAP細胞の論文2本には計14人の著者がいる。柱となる主論文には、理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(CDB)の小保方(おぼかた)晴子ユニットリーダーを筆頭に、8人が共著者として名を連ねている。各人の役割と責任を、この論文作成の流れに沿って検証した。
基礎になる着想は、小保方さんが大学院博士課程在学中に得た。東京女子医大の大和雅之教授、米ハーバード大のマーティン・バカンティ医師、小島宏司准教授の3人は主に、この時期に小保方さんを指導し、研究に協力したという功績で、共著者になっている。
STAP細胞そのものの研究は、小保方さんが理研に移ってから本格化した。細胞作製に続くさまざまな確認実験には、それぞれ高い専門性が必要だ。
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