ニューヨーク=中井大助
2014年3月13日18時10分
行方不明となっているマレーシア航空機をめぐり、米紙ウォールストリート・ジャーナルは13日、米当局の見方として「最後に確認された時点から、約4時間飛行を続けた可能性がある」と伝えた。米国の対テロ捜査当局は、パイロットまたは別の人物が意図的に通信を遮断したうえで、目的地の北京とは別の場所に飛行させた可能性も想定して調査しているという。
同紙によると、ボーイング777機が飛行している間は、定期的にエンジンの状態や機体の動きについてのデータが送信されている。データは30分ごとに、マレーシア航空からエンジンを製造したロールスロイス社に送られる仕組みだったという。
このデータを分析した結果、米当局は、機体が計約5時間にわたって飛び続けたとみているという。最後に確認されたのは離陸後約1時間の時点で、単純計算すると、消息を絶った南シナ海からインド洋やパキスタン付近まで到達することが可能になる。同紙によると、当局は「後に、他の目的で使用するために、機体が別の場所に向かわされた可能性」なども検討しているという。(ニューヨーク=中井大助)
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朝日新聞国際報道部
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