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【プロ野球】

阿部&村田アベック弾

2014年3月13日 紙面から

◇巨人12−5ロッテ

ロッテ−巨人 5回表1死一塁、左中間に2ランを放つ村田=QVCマリンで(北田美和子撮影)

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 巨人は阿部、村田が本塁打を放つなど主力が順調で、16安打の猛攻で12点を奪った。杉内は速球に切れがなく2本塁打を浴び5イニング4失点、ロッテの涌井も5イニング9安打8失点と崩れた。荻野貴がソロを含む3安打1盗塁と存在感を示した。

 巨人の中軸を担う村田と阿部が、早くも今季初のアベック弾をぶちかました。2回に5番の阿部が右翼席へオープン戦2号ソロを放つと、4番の村田は5回に同2号2ランを左翼席へ豪快にたたき込んだ。

 「ちょっと詰まったけど、甘く入ってきたからね」と阿部。7日のオリックス戦(京セラドーム大阪)以来の一発を淡々と振り返った。対照的だったのは村田で「状態が良いし、2人が打つと勢いづく。よかった」と満面の笑みだ。

 原監督が「枢軸」と呼び、大きな信頼を寄せる2人。キャンプから激しい4番争いを続けてきた。昨季終盤は村田が4番を務めたが、阿部は返り咲きを狙う。ハイレベルなアピール合戦。もうひとつの意図がある。チームへの相乗効果だ。

 「僕が阿部さんと競争すれば、ほかの選手も意識が増す」と村田。2人に引っ張られた打線はこの試合、16安打で12得点。5日の日本ハム戦(札幌ドーム)から6戦連続の2ケタ安打をマークした。

 原監督も手応えを感じている。「いい形で打席に立てるようになってきた」。しかし、オープン戦は通過点。あくまで本番はリーグ3連覇がかかるペナントレースだ。村田は「どこを打つかは監督が決めること。良い状態をキープしながら、最終調整していきたい」と言う。思いは阿部も同じ。意識の高いセ・リーグ覇者は慢心せず、準備を進めていく。 (川越亮太)

 

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