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最優秀賞に花粉のつらさを可視化するアプリ
3月13日 17時30分

最優秀賞に花粉のつらさを可視化するアプリ

オープンデータを活用したスマートフォンやパソコン向けのアプリケーションコンテストの表彰式が13日行われ、花粉の飛散量や花粉のつらさを可視化できるアプリが最優秀賞を受賞しました。

このコンテストは、政府や自治体が保有するデータを誰もが自由に二次利用できる形で公開する「オープンデータ」の普及を進めようと、総務省と産官学の民間団体「オープンデータ流通推進コンソーシアム」が主催しました。
津波災害などの際に避難経路を分かりやすく検索できたり、視覚障害者が安心して横断歩道を渡ることができたりするアプリなど、合わせて92作品の応募があり、13日、東京・千代田区で表彰式が行われました。

花粉のつらさを可視化するアプリ

花粉のつらさを可視化するアプリ

最優秀賞を受賞したのは、WEBコンテンツ制作会社に勤める女性グループが開発した「花粉くん」というアプリです。
花粉飛散量のデータを可視化するだけでなく、観光地などでつぶやかれた花粉に関するツイートを言語分析し、データだけでは分からない花粉の“つらさ”を段階的に表示することができます。また、デザインにもこだわり、花粉のつらさを少しでも楽しめるよう工夫されている点も評価されました。

優秀賞には「フォトロケハンター!!」という、福井県にあるIT会社の社員などのグループが開発したアプリが選ばれました。
スマートフォンを利用して、観光地などの位置情報付きの写真をゲーム感覚で投稿できるアプリで、今後、活用が期待される画像のオープンデータを市民が参加する形で充実させることができます。
このほか、地域の人口などのオープンデータを簡単にグラフにしたり地図に表示したりできる「odStatViewer」が佳作に選ばれました。

オープンデータの活用事例を

オープンデータは、行政の透明性の向上や新たなビジネスの創出につながることが期待され、世界各国で積極的に導入が進んでいます。
日本でも、成長戦略の柱の1つとして位置付けられ、政府の「世界最先端IT国家創造宣言」では、防災や地理、人の移動に関する情報など5つの分野に重点を置いて、政府が保有するデータのオープンデータ化を進めていくとしています。
総務省は、今後もこうしたアプリコンテストを通じて、具体的な活用事例を広く紹介することで、オープンデータの普及を図っていきたいとしています。

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