空間データ基盤のデータファイル仕様



1.概要

◆空間データ基盤は構造化されたデータの集合体である。このため、面(ポリゴン)の認識、道路の
  ネットワーク解析等が可能となっている。

◆図式分類コードは、平成6年国土基本図図式に定められたものを準用し、空間データ基盤項目別  データ取得基準で規定する。 ◆1:2,500国土基本図の1図葉を単位としてデータを格納する。 ◆各項目(道路線ネットワーク、行政区域、建物等)を表現するために必要な要素(アーク、面等) ごとにファイルを作成し、ファイル、ディレクトリのツリー構造を活用して、ファイル管理す  る。 ◆ファイル内の各レコードは、区切り符号(CR><LF>、16進数で0D0A)によって区切られる。  また1レコード内の項目(フィールド)の区切りにはコンマ“,”(16進数で2C)を用いる。  レコード内の各フィールドの長さ及びレコード長は可変とする。 ◆属性の記述において、日本語表記のための2バイトコードとしてはシフトJISコード(1983 制定の新JIS)を用いる。  2.ファイルの構造  2.1 ファイルの種類  (1) アークファイル   (2) ポリゴンファイル   (3) 点ファイル   (4) 属性ファイル   (5) ノードファイル   (6) 接続関係ファイル(ネットワーク)   (7) 図葉記述ファイル   2.2 各ファイル内のレコードの並び   3.各レコードに記載する項目   4.情報項目 ()行政区域・海岸線  町丁目を単位とするポリゴン()データを作成する。また、市町村並びに東京及び指定都市の区  のポリゴンデータを作成する。なお、行政界はすべて数値化する。 ()道路線  ネットワーク構造を持たせる。 ()鉄道、駅  鉄道は、駅はとして表現する。 ()内水面・場地  内水面、鉄道敷、都市公園、飛行場等を個々にポリゴンとして認識する。 ()公共建物  主要部について公共建物のベクタ情報を取得し、ポリゴンとする。 ()基準点  基準点(水準点は除く)の位置をとして表現する。  5.タグ、フラグ一覧   6.図葉記述ファイルの仕様   7.ファイルのツリー構造   8.属性ファイルレコードの記載事項   9.空間データ基盤項目別データ取得基準     アークデータ     ポリゴンデータ     点データ   10.その他     座標変換