2014年3月13日11時09分
ナチス・ドイツによるユダヤ人迫害の悲劇を伝える「アンネの日記」や関連書籍が東京都内の図書館などで相次いで破られた事件で、別の建造物侵入容疑で警視庁に逮捕された無職の30代の男が「図書館の(アンネの)本を破った」と供述していることが、捜査関係者への取材でわかった。
警視庁は、男が一連の事件に関与した疑いがあるとみて裏付けを進めているが、意味不明な言動をしているといい、刑事責任能力の有無を慎重に調べている。
捜査関係者によると、男は2月19日と22日、東京都豊島区の「ジュンク堂書店」に入り、正当な理由なく張り紙をしたとして、建造物侵入の疑いで3月7日に逮捕された。張り紙はアンネやナチスとは無関係の内容で、男は容疑を認めているという。
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朝日新聞社会部
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