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東芝の研究データを転職先に不正提供か3月13日 11時48分
大手電機メーカー「東芝」と業務提携していた、半導体メーカーの元社員の男が、東芝の「営業秘密」に当たる半導体に関する研究データを、自分の転職先の韓国の企業に不正に提供していた疑いが強まったとして、警視庁は不正競争防止法違反の疑いでこの元社員の逮捕状を取りました。
近く逮捕する方針です。
逮捕状が出ているのは、NAND型フラッシュメモリーという記憶用の半導体に関する研究を東芝と業務提携して行っていた、アメリカの半導体メーカーの元社員で福岡県内に住む50代の男です。
警視庁によりますと、男は半導体メーカーに勤務していた6年前、東芝のフラッシュメモリーの開発拠点の四日市工場で、営業秘密に当たる研究データをコピーしたうえで、韓国の半導体大手、SKハイニックスに提供したとして、不正競争防止法違反の疑いが持たれています。
フラッシュメモリーはスマートフォンや携帯型音楽プレーヤーなどに使用される半導体で、東芝の主力製品ですが、東芝によりますと、元社員は技術者としてこの半導体に関する研究に直接携わっていたということで、半導体メーカーを退職後まもなくして、SKハイニックスに転職したということです。
警視庁は、近く元社員を逮捕し、詳しい経緯などを調べる方針です。
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