漫画本『ウルトラマン ザ・ウルトラ・パワー』マレー語翻訳版が発禁に

2014.03.08.Sat
マレーシア内務省は日本の漫画本『ウルトラマン ザ・ウルトラ・パワー』の
マレー語翻訳版を2月18日から発禁していることが判明した。発禁の理由は、
同本のはしがきに「ウルトラマン・キングは“アッラー”とみなされ、尊敬されている」
という文章があるからだ。

マレー語翻訳文は、
Beliau (Ultraman King) dianggap sebagai, dan dihormati sebagai
“Allah” atau Elder semua wira Ultra.
(Agendadayly7/3/2014から引用)

日本語の原文はどうなっているのか今は確認できないが、たぶんウルトラマン・
キングがウルトラの仲間から崇められている‘神様的存在‘という趣旨の日本語
を訳したのだろう。
日本語の漫画(komik)はマレーシアで実にたくさん翻訳されているがその翻訳者
の多くは日本へ留学した非イスラムの華人系である。
彼らは悪意などまったくなく、マレーシアの読者に分かりやすい“Allah”という
単語を不用意に使って翻訳してしまったにちがいない。

“Allah”の用語は、マレーシアのキリスト教の世界で”Allah”を使うのが違法
という判決があり、いまや政治的な問題にもなっている。それだけに、内務省とし
てはウルトラマン・キングをアッラーとみなす漫画を放置しておくわけにはいかない
と判断したのだろう。

 しかし、ウルトラマンはドラえもんと同様に、マレーシアの子どもたちにも大いに
愛されているので、ウルトラマン・シリーズすべてを禁止したわけでない。
今回発禁になったのは『ウルトラマン ザ・ウルトラ・パワー』のみである。

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