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甘利担当相が春闘を評価「近年にない賃上げ」、デフレ脱却に手ごたえ

2014年 03月 12日 18:22 JST
 
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[東京 12日 ロイター] - 甘利明経済再生担当相は12日夕方、春闘の一斉回答を受けて「近年にない賃上げが実施されつつある」とし「期待以上に経営側が答えてくれた」と評価。デフレ脱却と経済再生の大きな原動力になるとの手ごたえを感じている、と語った。

国会内で記者団に語った。

春闘一斉回答の結果について甘利担当相は「近年にない賃上げが実施されつつある。経済の好循環実現に向けて、労使が真摯な議論を重ねた結果と考える」とし、「日本がデフレ脱却と経済再生を果たすための大きな原動力になると、手ごたえを感じている」と評価した。

そのうえで、今後、中小企業や小規模事業者、非正規雇用者へ「賃金上昇の動きが広がっていくことを強く期待する」と指摘。政府も「好循環実現に向けた環境整備に引き続き最大限尽力していく」と語り、「国家戦略特区などで規制改革の実現等環境整備をさらにしていく」と決意を語った。

2014年春季労使交渉(春闘)で、トヨタ自動車(7203.T: 株価, ニュース, レポート)はベースアップ(ベア)に相当する賃金改善分を月2700円とする回答を労働組合側に行ったと発表した。ベア実施は08年以来、6年ぶり。年間一時金は組合員平均244万円と満額回答。

日産自動車(7201.T: 株価, ニュース, レポート)はベアに相当する賃金引き上げ分と年間一時金について、いずれも労働組合の要求に対して満額回答した。

三菱自動車(7211.T: 株価, ニュース, レポート)は要求の月3500円には届かなかったが、2000円で妥結。一時金は5.0カ月分と満額回答した。

(吉川裕子)

*内容を追加して再送します。

 
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3月12日、甘利経済再生担当相は、春闘の一斉回答を受けて「近年にない賃上げが実施されつつある」とし、「期待以上に経営側が答えてくれた」と述べた。都内で昨年10月撮影(2014年 ロイター/Toru Hanai)
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