UPDATE 1-経済の好循環実現へ、大きな契機となることを期待=春闘で加藤官房副長官
(内容を追加しました)
[東京 12日 ロイター] - 加藤勝信官房副長官は12日午前の会見で、トヨタ自動車 が2700円のベースアップ(ベア)を決定するなど自動車、電機などの春闘で賃上げの動きが出ていることについて「賃金上昇を伴う経済の好循環実現に向けた大きな契機となっていくことを強く期待する」と語った。
加藤官房副長官は今年の春闘でベアを含めた賃上げの動きが出ていることについて、「政府による復興特別法人税の1年前倒し廃止などの税制措置や政労使会議での共通認識を踏まえ、労使間で真摯な議論が行われた結果が示された」との認識を示した。さらに「今回の春闘の結果を大変関心をもって注視している。中小企業や非正規労働者に波及していく動きがしっかり表れるよう、われわれとしても努力していきたい」と語った。
今月24、25日にオランダで行われる核セキュリティサミットの際に、日米韓の首脳が会談する方向で調整が行われているとの一部報道については「核セキュリティサミットへの安倍晋三首相の出席が現段階でまだ決まってない状況だ。当然、現時点でそのような(日米韓首脳会談を実施する)予定はない」とする一方で、「対話のドアはオープンにして対応するという姿勢は引き続き堅持していきたい」とした。
(石田仁志)
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