2014.3.12 20:07

佐村河内守氏 代理人に強力弁護士2人が就任

強力弁護士2人が代理人に就任した佐村河内守氏

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 ゴーストライターによる作曲騒動で謝罪会見を開きながら、ゴーストを務めた桐朋学園大非常勤講師、新垣(にいがき)隆氏(43)を「訴える」と語った佐村河内守(さむらごうち・まもる)氏(50)の代理人に強力弁護士が就任したことが12日、分かった。

 代理人に決まったのは、ロス疑惑の故三浦和義氏の無罪判決などを勝ち取った弘中惇一郎氏(68)が代表弁護士を務める「法律事務所ヒロナカ」の山縣敦彦弁護士。さらに、同事務所と親交のある「三羽総合法律事務所」の秋山亘(とおる)弁護士という30代の2人がタッグを組む。

 以前の担当弁護士は辞任したため、佐村河内氏は「法律事務所ヒロナカ」に依頼していた。山縣、秋山両弁護士はこの日、連名の文書で「(騒動の)事実関係や法的問題に関する調査を進め、しかるべき対応をとる所存です」と明言。山縣弁護士は本紙の取材に「佐村河内氏から聞き取り調査と資料集めをしており、訴える訴えないを含め検討中」と語った。

 佐村河内氏は7日の会見で自らを感音性難聴と明言。新垣氏から「普通に聞こえる」と指摘された点などについてウソと断言し、「(新垣氏を)名誉毀損で絶対訴える」としており、臨戦態勢を整えたといえそう。