トップページ科学・医療ニュース一覧川内原発の地震想定に異論出ず
ニュース詳細

川内原発の地震想定に異論出ず
3月13日 4時05分

川内原発の地震想定に異論出ず
K10059351211_1403130522_1403130523.mp4

九州電力は、鹿児島県の川内原子力発電所で想定される地震の揺れについて、12日の原子力規制委員会の審査会合で従来より厳しく見直す考えを示し異論は出ませんでした。

規制委員会は、運転再開の前提となる安全審査を優先的に進める原発を決める方針で、13日の定例会合で川内原発をどう判断するか注目されます。
運転再開の前提となる原子力規制委員会の安全審査では、先行して進む6つの原発が終盤に入り、12日の審査会合で「基準地震動」と呼ばれる想定される地震の揺れの強さについて議論が行われました。
このうち九州電力は、川内原発1号機2号機の「基準地震動」を、東日本大震災前の540ガルからより厳しい620ガルに見直すことをデータを基に説明し、規制委員会から異論は出ませんでした。また最大規模の津波を考慮する「基準津波」の高さについても異論は出ず、川内原発は最も早く審査が終わる可能性が出てきました。規制委員会は、「基準地震動」や「基準津波」が確定したうえで、ほかに重大な問題がないと判断した原発の審査を優先的に進める方針です。
ただ川内原発は、断層や火山の影響などで課題があり、規制委員会が13日の定例会合でどう判断するか注目されます。
一方、12日の審査会合では、福井県の大飯原発について規制委員会が「基準地震動」の想定が不十分だとして議論は継続となりました。

[関連ニュース]
k10015935121000.html

[関連ニュース]

  自動検索

このページの先頭へ