小林孝也、増田勇介
2014年3月12日17時36分
経営再建中のサッカーJ2・FC岐阜の薫田大二郎社長(68)は12日、債務超過の解消や資金繰りにめどがついたとして辞任する考えを明らかにした。岐阜県幹部によると、後任には大手スポンサーの金融事業会社「Jトラスト」(東京都)側から30代の県出身者を招く方向で調整しているという。
薫田氏は、朝日新聞の取材に「J1をめざしてクラブを大きくしないといけない。経営感覚がある民間企業の若い方が望ましい」と述べ、4月の株主総会を機に交代する考えを示した。
FC岐阜は資金繰りの悪化で債務超過に陥り、2011年は最下位、12年と13年は22チーム中21位と成績も低迷。このため、筆頭株主の県のOBである薫田氏が12年9月に社長に就任し、経営の立て直しを進めていた。
FC岐阜の債務超過額は今年1月末時点で約1億4千万円で、Jリーグに加盟し続けるには今季中に債務超過を解消する必要がある。岐阜市出身の社長が率いるJトラストから支援を受けるなどして債務超過を解消する予定だ。Jトラストグループは12年3月に「武富士」の消費者金融事業を承継するなど、主に国内外で金融事業を手がけている。
チームはラモス瑠偉・新監督のもと、元日本代表の川口能活選手や三都主アレサンドロ選手らを補強し、開幕2連勝で首位に立っている。(小林孝也、増田勇介)
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