(Armed) School Life (とある遊戯の凍傷野郎)
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Prologueの前のお話です…



Game Start

 





 ─────薄暗い部屋







「…………?ここは………」

「ようやく起きたのカイ」

「お前は……」

「マッタク、ワケがワカラナイヨ。
 マスタークラウンを手に入れて、ヨウヤク軽く星を一つシハイデキルと思ったら利用してたピンク玉にハイボク。デ、気がツイタラコノベッドに寝テタ。
 ダイタイ、ナンダイコノ体ハ。手足が胴体にクッツイテルシ、身長は前ヨリズット高イ」

「身の上話はいいから今の状況を説明してくれないか…?」

「ボクニモ解ラナイヨ…」

「ハア…じゃあ名前だけでも教えろよ」

「マホロア。キミノ名前ハ?」

「俺は────





                          ─────アレックス。アレックス・マーサー」










 ────別の世界

「…騎士様…。まだこちらの世界にいらっしゃらないのですね…」

「─────何ショボくれてんのさ」

「わっ?!羽虫?!」

「…リーディだよ。今アンタサラっと失礼なこと言ったよね」

「何だ…やけに大きい虫がいるなあと…」

「羽だけで人を判断するんじゃないよ。ま、アタシは人じゃなくて妖精だけど…
 …で?悩んでたのは明久のこと?」

「…はい。2年ぐらい前は大体毎日会えたんですけどね……」

「それわかるわぁ…。ふと気がついたら現れてた…っていうか今思うとあいつ、いつもどこから私達の所に来てたんだろうね?」

「不思議でしたよねえ…。それで、ふと気が付いたらいなくなってましたし…」

「それも。冒険の途中で一休みしてようやく疲れがとれていざ行こうって時に振り向いたらパッと姿が消えてたり…。ま、しばらくしたら慣れたけど」

「ワルキューレ覚醒のための儀式を断ったりもしましたよね…」

「あれも何でだろうねぇ…。普通の男なら覚醒のための条件を聞いたら二つ返事で協力するはずなんだけど…」

「おかげで私達のパーティーだけは弱いままだったんですよね………」

「懐かしいよねぇ………」



「「………………………………」」



「それで、さ」

「はい…」

「さっき、なんか『私達の世界』とか言ってなかった?」

「ええ。騎士様が急にいなくなってから、私とパーティーの一部で世界各地を回って情報を集めました。そしたら…」

「…どんなのが見つかったの?」

「確か、『あまり知られていないが、もうひとつの世界が存在する』…と」

「へえ…続きは?」

「はい。その本の著者は実際に別世界に行ったことがあるらしく、文明はこちらより随分と進んでいたらしいです。また、その人は偶然空間の歪みによって別世界に行きましたが、十分な魔力があれば意図的に歪みを創り出すことも可能、と書いてありました」

「だったら、明久は……」

「…おそらく、意図的かどうかは解りませんが別世界からこちらに来ていたと考えられます。ただ…」

「ただ?」

「………………その事実を知ったとしても、私達にはどうすることもできません」

「……何でさ」

「本には、歪みを作るには膨大な魔力が必要、と書いてありました。
 ……私達は、そこまで魔力を持ち合わせていません。
 結局、騎士様がこちら側に来るのを待つしか───────」

「────わかんないじゃん」

「………はい?」

「出来ないかなんてやってみないとわかんないじゃん。
 その本には必要な魔力が具体的に書いてあったの?」

「い、いえ。ただ必要な魔力が大きいとしか──」

「だったら大丈夫だよ。アタシたちのパーティーが最高で何人いたか忘れた?」

「へ?…確か100人超…………!まさか…!?」

「そう。そいつらの魔力を全て合わせたら相当な物になるよ」

「…危険です!あの文献がどれだけ正しいかもわかりませんし、最悪命を落とす可能性も─────」

「……あいつに会えるなら2,3回ぐらい余裕で死んでやるよ。
 あんたも、それは同じでしょ?」

「……はい。騎士様に合うためなら何だってします」

「……ホント、ここまで私達の人気を集めるなんて、あいつ何なんだろうね…
 じゃあ、早速元・パーティーメンバーを集めますか」

「ハア……世界中探してもこんなバカみたいな事考えるの私達だけでしょうね…」

「いや、わかんないよ?」















「案外、似たようなことやる奴もいたりして」












 ───────幻想の地

「クシュン!」

「なんですか紫様。風邪でしょうか?」

「さぁ……。誰かが私たちのこと噂してるんじゃない?」

「そうですね…いくら何でもこれだけの人数を一気に現代入りさせるなんて、噂になって当然ですよ」

「ちょっと紫?現代入りの準備はまだ?」

「はいはい、もうちょっと…橙?そっちはー?」

「大丈夫ですよ紫さまー!」

「報告お疲れ様。………あと少しで準備は終わるわよ」

「お疲れ。…でも何でこんなに時間かかってんのよ」

「私としてはまず、何故貴方が今更明久に会いたがるのかを聞きたいのだけど…」

「あんたが長い間隠し通すのが悪いんでしょ…
 明久が外の世界の学校に通ってるってこと」

「私だって想定外だったわよ。私は知り合いの外の人間が私達の力を教育に役立てたいって言うから手伝っただけ、まさかその人間が経営する学校に明久が入ってくるなんて────」

「それは2年前の話でしょ?つまり、あんたは2年もの間明久を独り占めしてたってこと。あんた達もズルいと思わない?」

「ひとりじめはんたいなのだー!」

「そんなヤツがいたらイギリス牛と一緒に冷凍保存してやる!アタイさいきょー!」

「私達を無視するなんていい度胸ね。それなりの覚悟は───」

「─────鳥目にしてあげる!」

「ちょ、みすちー台詞の途中で割り込まな──」

「聞く相手を間違えた気がするわ…」

「そんなこと言わないでよ、こっちだって悪いと思ってるんだからこうやって面倒な作業をしぶしぶ引き受けてるんだし…」

「……さっきも聞いたけど、何でそんな時間かかってんのよ」

「こんな大勢を結界の外に出すのよ?すんなりそんな事出来る訳ないじゃない!
 だから結界を緩めてるの、でも緩めすぎると結界が破れる可能s──」

「───自業自得」

「酷い!私の努力をたった4文字で否定したわね!?」

「そうは言っても本当に自業自得だから仕方ないだろ。なあ橙」

「そのとおりです」

「橙まで…もう結界の作業なんか知らないっ!」

「それはそうと、作業終わりましたよ紫様」

「終わったの!?これじゃあ中止できないじゃない!ねえ蘭?」

「こっちに振らないでくださいよ。と言うか中止することが目的じゃないんですから…」

「そんな事いいから早く進めてくれよ。なあ霊夢」

「同感」

「あなた達が話を混乱させた張本人でしょうに…
まあ、いい事?明久と最後にあったのは6年前、彼は私たちのことなんてとうに忘れてるかもしれない、それは良いわね?」

「その時はマスパの衝撃で思い出させてやるだけだぜ」

「明久が消し炭になるわよ…
そうじゃなくて、最初はミステリアスな態度をとってそこから徐々に明久をゲット。了解した?」

「で、その後に実は6年前に…と話す、と」

「何でそんな面倒臭いことやる必要があるんだ?」

「ミステリアスな女性のほうが男性は引かれやすい…と本に書いてあったわ」

「じゃあ早く行こうぜ。手は早めに打った方がいいだろ」

「それもそうね。じゃあ────────」












 ──────どこか











「役者は揃った。舞台裏の準備もバッチリ」












「これは、遊びだ。プレーヤーはチュス盤を簡単に壊せる。
 あえて、そうしないだけ」














「繰り返す。これは─────遊びだ。













                                             Game start」









 どうも、凍傷野郎です。
 バカテス全然出てこねえじゃんバカなの?死ぬの?とか思った方もいらっしゃるかも知れませんが、明久は次話、主人公の透はその次でやっと出てくる次第となります
 何卒、ご理解の程お願いします。
 また、クロス予定の作品として
・PROTOTYPE
・Armed With Wings
・魔法少女まどか☆マギカ
・Slush Invaders
・東方Project 
             etc…
と、完全な俺得小説です
期待していただいた方、誠に申し訳ございません


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