『三つ子の魂百まで』…3歳までの子育てで覚えておきたい大切なこと
古くから、「三つ子の魂百まで」といって経験的に乳幼児期の子育ての大切さは知られてきました。「三つ子の魂百まで」と言われる科学的根拠と、この時期の子育てで意識しておきたい事柄をまとめました。
更新日: 2014年03月11日
古くから、「三つ子の魂百まで」といって経験的に乳幼児期の子育ての大切さは知られてきました。「三つ子の魂百まで」と言われる科学的根拠と、この時期の子育てで意識しておきたい事柄をまとめました。
更新日: 2014年03月11日
古来より伝わる格言「三つ子の魂百まで」
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3歳ごろまでに受けた教育によって形成された性質・性格は、100歳になっても根底は変わらない、という意味
日本で古くから伝わる諺(ことわざ)です。
しつけや教育、そして人間に必要な心の情操教育の影響が生まれてから、3年間でほぼ固定されるという考え方
生まれてからのたった3年間で、その子の人生は決まったも同然…!?
西洋でも、The child is father of the man 直訳すると『子どもは大人(人類)の父である』という言葉で、『三つ子の魂百まで』と同じ意味の諺が語り継がれています
似たような意味のことわざは海外にもあるようです。
この諺(ことわざ)は、その乳幼児期の脳を健全に育てることが如何に大事かということを、示唆している
3歳までの教育が大切な根拠
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人の成長において、生まれてから最初の3年間ほど、急成長の時期はありません
ほとんど目も見えず、自分で移動することすら出来なかった赤ちゃんが、走り、言葉を理解し、意志を伝えられるようになる。生まれてからの3年間の急成長ぶりには目を見張るものがあります。
脳の発達に関係するニューロンの数が1歳でピークを迎える
脳のネットワークを作り上げるニューロンの働きは、1歳頃が最も盛んなようです。
1歳までに、母親から愛情深く育てられた子供よりも、放っておかれた子供は大脳新皮質の厚さが薄く、コミュニケーション能力が低い
乳幼児期に充分な愛情を与えられなかった子供は、相手の感情を読み取ったり、自分の意志を伝えるための言語能力があまり育たなかったとの研究報告があります。
個性の要となる人格形成や言語能力も、この生後3年間でほぼ形成されます
3歳までに、脳の80%は完成するのだそうです。
3歳までの子育てで覚えておきたいポイント
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子供がしたい時にしたい事で、好奇心をのばす
子供が求めるタイミングで、適切な手助けをしましょう。
親が先回りして新しい刺激を用意しすぎたり、手を出しすぎると、子供の自発性を育む機会を失ってしまいます。
子どもが自由にできる空間を作る
子供の好奇心を伸ばすには、できるだけ自由な空間を与えましょう。
そうすることで、積極性や意欲を育むことができます。
様々なものを見せ、一緒に驚き、感動する
幼いうちは、見るもの触れるもの全てが新鮮な感動に満ちています。
親が無関心だと、子供も興味を次第に失い、無関心になってしまいます。
基本的な生命欲求を満たす
お腹が空いているとき、お尻が濡れて気持ち悪いとき、抱きしめて欲しいときなど、基本的な欲求が満たされていない状態では次のステップに進もうとはしません。
ふれあいと遊び
五感で感じる全てが大切な時期。赤ちゃんの近くで夫婦喧嘩をしたり、TVに子守りを任せっきりにしたり、目を見て話をしなかったり…そんなひとつひとつが、赤ちゃんの発達を阻んでしまうかもしれません。
できるまで待つ
興味を持って取り組んでいるけど、なかなか上手くできない…そんなとき、親はついつい手を出してしまいがち。
それでは成長に大切な“達成感”を味わうことはできません。
同様に、「なんで?」「どうして?」に即答してしまうことも、子供の想像力を奪ってしまいます。自分の力で考え、やり遂げる能力を育んであげましょう。
家族以外の他者と触れ合う機会を増やす
社会性やコミュニケーション能力は、具体的な社会の中で育まれます。保育園などで同年齢の子たちと遊んだり、公園などで近所の人たちと接したり、家族以外の大人と触れ合うことも大切です。
あっという間に過ぎてしまう乳幼児期を大切に…
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3歳までの子どもの脳の発達は著しく、この時期に、周囲からの愛情に包まれ、安心できる環境の中で育てられることは、とても大切なこと
三つ子の魂の基礎性格は、木々でいえば『木の根』。私たちは、その木の根ならぬ性格の根っこを土台(元)に、日々の生活を重ねながら、今の性格を築いているわけで、そういう意味からも、この根っこは、とても大事なのです
3歳頃までは、体力、体格、情操面すべてにおいて個人差が大きいものです。他人と比べず、わが子のペースをあたたかく見守ろう
「子育ち」という言葉があります。子供は勝手に大きくなっていきます。
親はそのお手伝いをするだけ。
大人の都合ではなく、子供の目線に立って、子供の成長を助けてあげられたら嬉しいですね。
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