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不明マレーシア機 西に移動する物体の航跡
3月12日 12時34分

不明マレーシア機 西に移動する物体の航跡
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南シナ海の上空で消息を絶ったマレーシア航空の旅客機について、マレーシア軍のレーダーが消息が途絶えた直後から1時間余りにわたり西に移動する何らかの物体の航跡を捉えていたことが分かりました。
しかし、この物体が旅客機かどうかははっきりしないとして、慎重に調査を進めています。

今月8日、マレーシアから中国の北京に向かっていたマレーシア航空の旅客機は離陸から50分後に南シナ海の上空で突然、航空管制のレーダーから機影が消え、消息が分からなくなりました。
マレーシアの政府関係者によりますと、その後、軍が軍用のレーダーの記録を分析した結果、消息が途絶えたあとも周辺の海域から何らかの物体が西の方向に移動し続けていることを示す航跡を捉えていたことが分かったということです。
このレーダー上の物体は、マレー半島を横断しながらその後1時間10分にわたり移動を続け、午前2時40分に、消息が途絶えた海域からおよそ550キロ離れたマラッカ海峡の上空で、航跡が途絶えたということです。
しかし、11日、政府内でデータを詳細に検討した結果、このレーダー上の航跡は航空機の飛行を示す通常の反応と比べて非常に弱く速度も遅いことや、民間の航空管制のレーダーの解析からは消息を絶ったあとに、民間の管制レーダーに捉えられずに機体をUターンさせて飛行を続けていたとは考えにくいなどという見解が示されたということです。
このため、マレーシア政府は航空管制のレーダーで、機影が消えた南シナ海の海域と軍のレーダーで物体の航跡が途絶えたマラッカ海峡の海域の2つの地点を中心に広い範囲で捜索を続けることにしています。

ベトナム当局の捜索続く

南シナ海の上空で消息を絶ったマレーシア航空の旅客機について、ベトナム当局は12日も午前中から航空機や船を出して、海上から捜索を続けています。
ベトナム南部のホーチミンの空港からは、現地時間の午前9時ごろから日本時間の午前11時ごろからベトナム海上警察に所属する航空機や、ベトナム空軍の輸送機が相次いで飛び立ちました。
12日は、沖合だけではなく、陸地に近い海域など捜索の範囲を広げ、旅客機の発見につながる手がかりの捜索に当たるということです。

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