差別の横断幕:スタンドで掲げた観客の入場禁止検討
毎日新聞 2014年03月12日 11時49分(最終更新 03月12日 14時03分)
今月8日に埼玉スタジアムで行われたサッカーJリーグ1部の浦和−鳥栖戦の試合中、スタンド内に差別的な表現を含む横断幕が掲げられた問題で、浦和が横断幕を掲出した観客の試合会場への入場禁止処分を検討していることが12日、分かった。近く結論を出し、発表される見込み。
横断幕は「日本人以外お断り」の意味もある「JAPANESE ONLY」と書かれたもので、浦和サポーター席へ入るゲートに掲げられていた。試合後に撤去された。浦和では、掲げた人物を特定し、事情を聴いていた。今後も、なぜ横断幕を掲出したかなどの調査は進める。
また浦和の関係者によれば、クラブではこれまで横断幕の内容について「差別的な意味に解釈できる」と若干幅を持たせていたが、「差別的表現」と認識を改めるとしている。【村社拓信】