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【プロ野球】山口 2軍戦で1イニング0封 左肩炎症治った2014年3月12日 紙面から
◇春季教育リーグ 巨人8−3DeNA左肩の炎症で調整が遅れていた巨人・山口鉄也投手(30)が11日の春季教育リーグ・DeNA戦(ジャイアンツ)で実戦初登板。1イニングを無安打無失点に抑えた。今季初の試合で見せた快投で1軍昇格も決定。開幕への視界が大きく開けた。 「何とか、良く投げられました」。山口の顔には安堵(あんど)の笑みが浮かんでいた。さすがに試合前は緊張を隠せなかったが、直球は145キロを記録。渡辺はチェンジアップで空振り三振、桑原は直球で見逃し三振に切って取った。これで自信が復活。「順調にステップを踏めている」と手応えを感じていた。 那覇キャンプ中に炎症が発生。帰京して検査を受けた。山口は「早く治して、1軍に戻りたい」と思っていたが、肩は痛めたことがない場所。慎重に回復を見極めた。回り道が吉と出た。今は心身の不安が一掃。トレーナーのチェックでも異常はみられなくなった。 そうなれば、復活のピッチはあがるばかり。7日のシート打撃を経て、満を持しての実戦登板となった。そして、結果は上々。胸をなで下ろした川口投手総合コーチは、週末の九州遠征から1軍に合流させると明言した。 「何も心配ないね。次は1軍」。もちろん、山口の心は次の段階へ移っている。「細かいコントロールを良くしていきたい」。Gの鉄腕の眼はしっかりと開幕を見据えていた。 (川越亮太) PR情報
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