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犬や猫、人間にも発生する左右の目の色が違う「オッドアイ」

「虹彩異色症」左右の眼で虹彩の色が異なる、もしくは、一方の瞳の虹彩の一部が変色する形質のこと。バイアイやオッドアイ、ヘテクロミアなんて呼び方もされます。ネコや犬、更には人間にも発症します。ハリウッドスターや有名人のオッドアイについてもまとめてみました。

更新日: 2013年10月07日

rainshineさん

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虹彩異色症

虹彩異色症は、左右の眼で虹彩の色が異なる、もしくは、一方の瞳の虹彩の一部が変色する形質のこと。
バイアイやオッドアイも虹彩異色を表す言葉として使われることがあり、特に動物に対して使われることが多い。また、名称だけでなく発症割合としても、ヒトよりもイヌやネコが発症する場合が多い

オッドアイ

オッドアイの「オッド(Odd)」とは奇数、不揃い、半端な、片方の、などの意味を持つ。

オッドアイは、猫の目に見られる左右の虹彩色が異なるという状態、すなわち虹彩異色症、あるいはそれを有する猫のことである。
その色の組み合わせは、片方が青色で、もう片方が橙色、黄色、茶色、緑色のどれかであることが通常である。

日本語では一方の瞳が黄色系でもう一方の瞳が青系・灰色系の場合「金目銀目(きんめぎんめ)」と呼ばれます。

シベリアンハスキーに限っては虹彩異常ではない。

なぜオッドアイが発生するのか?

遺伝子の関係でオッドアイとなることがあります。特に白い猫に多くみられるケースです。なぜ白い猫、若しくは体の一部に白色の毛を持つ猫に、先天性の理由によるオッドアイが多いのかというと、白い毛の色を発現させる遺伝子がオッドアイの発生にも関係しているからです。

後天性の理由とは事故や病気、手術などです。直接目をけがしたような場合には、目の神経が損傷してしまうことも。この結果、片方の目のメラニン色素の量だけが減少することがあります。

白毛青目の猫は聴覚障害が出やすい

色素を欠乏させる白毛の遺伝子が眼の色素まで影響を及ぼすと眼の色が青くなります。
白毛遺伝子が耳の中にまで影響を及ぼすとコルチ器官という音の感覚器官に影響を及ぼし生後コルチ器官がうまく形成されません。実はコルチ器も色素の細胞(メラノサイト)と同じ細胞から分化するからです。これはオッドアイだけでなく両眼が青い猫でも同じです。

白毛青眼のうち聴覚障害がある猫は60~80% というデータがあります。

希少価値があり人気がある

全ての猫で真っ白な猫の比率 5%
そのうち15~40%は両方あるいはどちらかの眼が青
つまり白毛青眼の猫は全体の 0.75~2%

左右の虹彩の色が違う動物は、希少性が高く、ペットとしても人気があります。しかしその一方で、白い猫でオッドアイ、若しくは青目の場合には、難聴というトラブルを抱えているケースも多いのです。

人間の虹彩異色症

ヒトの場合は、先天的な特徴として現れるほか、ワールデンブルグ症候群、まだら症・ぶち症等の遺伝子疾患、後天的にはホルネル症候群、虹彩毛様体炎、緑内障、または、虹彩萎縮や、事故による虹彩の損傷等の要因によって現れる。

人間もその確率は激低

韓国の女性
この女性は、生れた時から片目だけが青く、父親の遺伝で青い目、母親の遺伝で茶色の目を受け継いだと明かしています。
先天性が原因の韓国で唯一のケースだそう。

オッドアイが生れる確率は白人では0.06%、黄色人種ではそれよりも確率は低く、韓国では0.01%ほど。

オッドアイ=視覚障害ではない

「虹彩異色症」とは「症」とは言うものの、それ自体は単純に「左右の瞳の色が違う状態」を現す言葉であり、虹彩異色症だったからと言って必ずしもその人が何らかの疾病を抱えているとは限らないので注意。

「オッドアイ=視力障害」と言ったイメージを持たれている事が少なくないが実際は、単純な遺伝の現れによるオッドアイはもちろんの事、遺伝子障害によるオッドアイであっても視力自体はごく正常である事も多々あるため、オッドアイである事と視力障害を持っている事に直接の関連は無い。

後天的な場合に関しては眼に関する機能に物理的な損傷が出た場合が殆どであるため、何らかの異常を抱える事が多い。

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