音楽的才能の有無、カギとなる遺伝子解明 研究

2014年03月12日 10:14 発信地:パリ/フランス 【写真】 【ブログ】
  • 楽天SocialNewsに投稿!
  • 1
  • 2

南米ウルグアイの首都モンテビデオ(Montevideo)のコンサートホールで演奏されるピアノ(2013年12月27日撮影、資料写真)。(c)AFP/Pablo PORCIUNCULA

関連写真1/1ページ(全1枚)

  • 宇宙飛行士3人がISSから無事帰還
  • 氷河期の生物、火山の熱で生き延びた可能性 国際研究
  • ヘラジカ救って節税も、一石二鳥の取り組み カナダ
  • 音楽的才能の有無、カギとなる遺伝子解明 研究
  • 視線独り占め?CeBITに「ポールダンス・ロボット」登場
  • アフリカゾウ、人間の言語を聞き分けている可能性
  • ロシア政治を痛烈風刺、ビデオゲーム「デモクラティア」が人気
  • オゾン層破壊気体、大気中で新たに4種発見 国際研究
  • 10メートルのクジラ、漁業用の網にかかる チュニジア
  • 隕石衝突で海洋酸性化が加速か、大量絶滅 惑星探査研
  • 南アで裸のサイクリング、環境問題への取り組み呼び掛け
  • がか座ベータ星の周囲に一酸化炭素ガス塊、NASAが発表
  • 「遠洋漁業は経済的損失」、経済学者が禁止を提言
  • ビットコイン考案者と報じられた「ナカモト氏」、関与を否定
  • 欧州最大の肉食恐竜、ポルトガルで化石発見
  • 小惑星分裂の瞬間、ハッブル望遠鏡が観測
  • ビットコイン考案者「中本氏」を特定、64歳日系米国人 米誌
  • 豪グレートバリアリーフ、「2030年までに回復不能な被害」の恐れ 報告書
  • 外出中の急な「もよおし」に役立つサイト
  • 宇宙での米露関係は「通常通り」、NASA長官

【3月12日 AFP】いわゆる「生まれか、育ちか」論争で取り上げられることの多い「音楽的な才能」。まったく同じ環境で暮らしている2人のうち、一人はピアノの名人に、もう一人は音楽的才能が皆無などということが起こり得るのはなぜか。この答えは遺伝子にあるのか、それとも育て方にあるのか──。

 数百人を対象に比較調査した結果、この疑問への答えに到達するための第一歩は「DNA」、すなわち音を聞き取る能力に関係するいくつかの遺伝子にあるとする研究論文が11日、英科学誌ネイチャー(Nature)系オンライン医学誌「モレキュラー・サイキアトリー(Molecular Psychiatry)」に掲載された。

 研究チームは、7歳~94歳までの76家族767人から血液サンプルを採取し、その血液サンプルから抽出した遺伝情報を解析して被験者間で比較分析を行い、被験者のDNAに存在する変異を調べた。血液サンプルには、プロの演奏家を多く輩出している音楽性の強い家系をのものも含まれた。

 被験者はまた、音楽に関する3種類のテストを受けた。テストでは、音調と長さがわずかに異なる音の区別や「連続した音」の微妙なバリエーションの識別などが問われた。

 このテストで好成績を収めた人たちの中で大きく際立っていた点は、第4染色体にあるいくつかの遺伝子に些細だが有意な相違があることだった。この発見は、人がどのように音を聞いて認識するかを決定付ける一助となる。

  • 1
  • 2

関連記事

本日の必読記事1日2回更新

このニュースの関連情報

このニュースへのリンク

http://www.afpbb.com/articles/-/3010172

トピックス

特集:ソチ五輪

お知らせ

PRリンク

BPNPR

カテゴリ登録はこちらより