宮本茂頼
2014年3月12日07時15分
伝統仏教界で、修行中の暴力事件が相次いでいる。危機感を抱く各宗派は、指導と体罰の境界があいまいだった伝統を反省し、意識改革をはかる。一方で、世俗の論理におもねらず、修行の本質についての議論を求める意見もある。
曹洞宗の岩手県内の寺院で修行していた僧侶2人に昨年9月、共同生活をしていた年下の僧侶に暴力をふるい、骨折などをさせたとして有罪判決が下った。同宗宗務庁によると、「物覚えが悪い」などと約1年にわたって殴打など執拗(しつよう)に暴行を重ねた。見て見ぬふりをした同輩もいたという。
この寺は、全国に27カ所あった宗派公認の修行道場「専門僧堂」だったが、認可を取り消された。堂長らによる会議は「暴力行為はいかなる状況の下でも許されないことを、常に留意する」と決議した。
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朝日新聞社会部
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