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イスラエル 武器密輸にイラン関与と主張
3月11日 8時44分

イスラエル軍は先週、紅海の沖合で拿捕(だほ)した貨物船から押収したミサイルをはじめとする大量の武器を報道陣に公開して、イランが武器密輸に関与していたと主張し、イランと欧米の歩み寄りをけん制したいものとみられます。

イスラエル軍は先週、紅海でイランからスーダンに向かっていた貨物船を拿捕し、10日、南部の港町エイラートで積み荷から見つかったとする大量の武器を公開しました。
武器には射程100キロを超えるミサイル40発をはじめ、およそ180発の迫撃砲弾などが含まれており、貨物船では「イラン製」と書かれたセメント袋の下に隠されていたということです。
イスラエル軍は、これらの武器がイランからパレスチナ暫定自治区のガザ地区に密輸されようとしていたと説明していますが、イランは関与を否定しています。
この日はネタニヤフ首相も現地を訪問して会見を開き、「国際社会はイランの犯罪行為から都合よく目を背けている。うたた寝から目を覚ますべきだ」と述べ、イランとの関係改善を進めている欧米諸国を暗に批判しました。
今回の武器公開にあたって、イスラエル政府は報道陣を現地に招待するために旅客機を手配したり、国内に駐在する外国の武官も招いたりしており、「イランがテロに関与している」という主張を強めてイランと欧米の歩み寄りをけん制したいものとみられます。

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