県内への避難者700人超03月11日 07時38分
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11日、東日本大震災から3年となります。
福岡県ではり災証明を持っている人だけでも今も700人が避難生活を送っています。
福岡県によりますと、3年前の東日本大震災のり災証明を持ち、福岡県に避難している人はおととし平成24年9月の768人をピークに徐々に減ってきているものの、ことし2月末現在で依然として700人に上っています。
その内訳は▼福島県から避難してきた人が327人、▼宮城県が245人、▼岩手県が22人などとなっています。
福岡県ではこうした人たちへの支援が引き続き必要だとして去年9月に条例を改正し、公営住宅の入居費用や県税の減免期間を延長するなどの措置をとっています。
一方で、り災証明を持たないものの原発事故の健康への不安などから避難してきた自主避難者の人たちについてはその数すら把握できていないのが現状です。
福岡県では「自主避難の人たちについては相談に乗ることはできても具体的な支援はできないのが実情だ」としていて、今後は自主避難者を含めた行政の支援のあり方が課題となりそうです。