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富士見のメガソーラー雪で損傷 売電開始に影響 03月08日(土)

支柱が折れ曲がり、波打つように曲がった太陽光発電パネル=7日、富士見町

 シャープ(大阪市)が諏訪郡富士見町の県営富士見高原産業団地で建設中の県内最大規模のメガソーラー(大規模太陽光発電所)が、2月の豪雪の影響で損傷していたことが7日、分かった。同社は7日までに現地で損傷を確認し、その規模について「調査中」としている。発電パネルを支える支柱の多くがゆがむなど、被害は広範囲に及ぶ見通しで、計画していた3月末の売電開始に影響する可能性が出ている。

 メガソーラーは2012年12月に着工。最大出力は8メガワット(8千キロワット)で、全量を中部電力(名古屋市)に売電する。県が関与するメガソーラーのモデル的施設を目指し、これまでに支柱や発電パネルの設置をほぼ終えていた。

 シャープや県によると、2月14日から15日にかけて関東甲信を襲った豪雪で、現場周辺は1メートルを超える積雪に見舞われた。パネル上や周辺の除雪が進まず、これまで被害状況は十分に把握できていなかったという。現場では支柱が当初の半分ほどの高さまで折れ曲がったり、複数のパネルが波を打つようにゆがんだりしている部分が目立つ。

 同社広報部は取材に「架台などが破損したことは確認したが、原因や規模は調査中」と説明。3月末としていた売電開始時期については「現状を把握している最中で何とも言えない」とした。

 県次世代産業集積室によると、シャープ側は降雪後、業者に重機による除雪を依頼したが、町道や県道の除雪で手が回らず、人手で除雪せざるを得なかったという。同室は、売電開始時期に影響が出る可能性も想定し、「状況が分かり次第、見通しを関係者に伝える」としている。契約上、県に損害などは生じない見通しという。

 県内では12年7月の再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度開始以来、メガソーラー事業に乗り出す事業者が急増している。県危機管理部などによると、今回の豪雪によるパネルや架台の損壊などは報告がなく、把握していない。ただ、安曇野市内で昨年11月、約2メガワット規模の発電を始めた安曇野エネルギー(安曇野市)は、豪雪の影響でパネルを台に固定するアルミ製の金具が緩み、風が吹くと外れる危険性があるとして施工業者に対応を求めている。


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