ウクライナ:最高検が東部ハリコフ州の前知事を拘束

毎日新聞 2014年03月11日 20時13分(最終更新 03月11日 20時26分)

 【モスクワ田中洋之】ウクライナ最高検は10日、国家分裂を企てたとして、5月25日の大統領選に立候補を表明している東部ハリコフ州のドプキン前知事を首都キエフで拘束したことを明らかにした。

 ロシア通信によると、ドプキン前知事は在職中の2月12日、州都ハリコフでの会合で、ウクライナの連邦化やロシアとの同盟創設を提言し、領土保全と国家独立の侵害を図った疑いが持たれている。有罪となれば最長で禁錮5年の刑が科せられる。

 ドプキン前知事は2月末、同じ東部出身のヤヌコビッチ前大統領の地盤を引き継ぐ形で大統領選出馬を表明していた。

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