大韓体育会「キム・ヨナ銀判定、可能な追加措置に努力」

 ソチ冬季五輪フィギュアスケート女子シングルで銀メダルとなり、疑問の声が上がっていたキム・ヨナ(23)に対する判定について、大韓体育会が可能な限りあらゆる方法を動員し、さらなる措置を取るとの見解を表明した。

 大韓体育会は10日、公式ホームページに「キム・ヨナ選手に関する声への回答」というタイトルで、無念の銀メダルや事後措置、今後の方針などについて明かした。

 大韓体育会は「2月20日に行われたフィギュアスケート女子シングル(フリー)で、キム・ヨナ選手に対する審判の判定が納得しがたいという声に対し、韓国代表選手団も国民が感じている挫折感と同じくらい非常に遺憾に思っている。試合結果については現地で国際オリンピック委員会(IOC)に対し、IOCとしての調査と見解表明を要請しており、韓国代表選手団長は国際スケート連盟(ISU)会長に直接会い、規定や手続きに合わせて試合が行われたかどうかについて調査を求めた」と述べた。

 そして「今後、専門家の分析や法律の検討を経た上で審判の判定の妥当性など提起可能な問題をすべて綿密に考慮、規定と手続きに沿って可能な追加的措置を取れるよう、あらゆる努力を傾けるだろう。国民の皆さんのさらなる関心と韓国スポーツ界への愛情をお願いしたい」としている。

 キム・ヨナはソチ冬季五輪フィギュアスケート女子シングルのショートプログラム(SP)で1位になり、フリーでも出場選手で最も優れた演技をしたが、アデリナ・ソトニコワ(17)=ロシア=の点数を上回れず、五輪2連覇は果たせなかった。キム・ヨナが銀メダルに終わったのを受け、国内外のメディアは判定に対し疑問の声を上げていた。

ソウル=ムン・ソンデ記者
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