このような現象は、ブラウジングデータの蓄積やアドオンの導入などが要因で発生することはよく知られていることですが、一般的なユーザーは具体的のどれぐらい遅くなっているのか、どのタイミングで遅くなり始めたのかなどという情報をほとんど知ることがありません。
しかし、開発者の方や、多くのアドオンを導入されているヘビーユーザーの中には、こうした起動タイミングに関する情報をチェックしたいという方もいらっしゃるでしょう。
そんな方は、Firefoxに「About Startup」というアドオンをインストールしておくことで、起動時に各種情報を読み込むのに、どれだけの時間を要しているかを簡単に知ることができるようになります。
「About Startup」をインストール後、ロケーションバーに[about:startup]と入力してEnterキーを押せば、Firefoxの起動にかかった時間を計測した結果を表示することができるようになります。
表示できる情報は、Firefoxコアのロード時間やセッション復元にかかった時間、ウィンドウ作成に要した時間などの8項目となっています。
記録は起動ごとに行われて蓄積されるようになっており、各項目の上段にはその平均値が表示されるようになっています。
これにより、前回起動時と比較して起動時間がどのように変化したか、特定のアドオンなどを導入したら起動時間にどのような変化があったか、などを簡単に調べることができるようになるというわけです。
開発者の方はもちろん、Firefoxを常にキビキビ動かしたいというユーザーは、このようなアドオンを導入して必要時に情報を取得してはいかがでしょうか。
ダウンロード:About Startup(Add-ons for Firefox)[再起動不要]
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