[2014年3月11日]

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悪化する福島原発職員のメンタルヘルス

差別・中傷の体験による惨事苦悩やPTSDが深刻化

 被災地で支援作業に従事する者がいなければ復旧・復興の進展は望めない。ただし,自分自身も被災しながら,混乱した状況の中で行う支援業務は過酷である。東日本大震災の2カ月後から現在まで,福島第一,第二原発の被災地労働者である東京電力職員のメンタルヘルス支援を行っている防衛医科大学校精神科学講座講師の重村淳氏は,「原発職員は津波や爆発事故の体験といった惨事ストレス,被災体験,悲嘆,差別・中傷の四重のストレスにさらされている。特に,差別・中傷の体験がメンタルヘルスを悪化させている」と,第19回日本集団災害医学会総会・学術集会(2月25~26日,会長=東京医科歯科大学大学院救急災害医学分野教授・大友康裕氏)で強調した。

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